韓国の銭湯文化:130 年の歴史と「때」「스킨십」

韓国人にとってチムジルバン・銭湯は観光地でも特別な場所でもなく、家族や友達と気軽に行く日常空間です。

130 年の銭湯史

韓国の近代的な公衆浴場は 1880 年代末に始まり、日本統治時代には日本の銭湯文化が流入しました。 1960–80 年代の高度成長期、家庭に給湯設備が普及する前は、公衆浴場が普通の市民の唯一のお風呂でした。

2000 年代以降、家庭浴室の普及で銭湯文化は一度衰退するかと思われましたが、 逆に進化して찜질방(チムジルバン)になりました — 男女共用ラウンジ、黄土窯、マッサージ、 食堂、PC コーナー、24 時間営業。全世代が一緒に楽しめる施設として再定義されたわけです。

「때(垢)」の文化

韓国では定期的に垢(때、テ)を落とすことが基本的な衛生と見なされていて、 日本のように贅沢や儀式の感覚ではありません。母娘で、祖母と孫娘であかすりに行くのは普通の光景です。

象徴的なイタリアタオル(이태리타월)は 1960 年代の釜山で生まれました。 靴下工場の社長がイタリアから生地を輸入する際、偶然「擦って垢を落とすのに最適」と気づいたのが起源。 以後、韓国の家庭と銭湯の標準装備になりました。

「스킨십(スキンシップ)」

韓国語の「스킨십」は和製英語 "skinship" が逆輸入され広く使われるようになった言葉ですが、 家族・親しい友人・母娘姉妹で一緒にお風呂に入り、互いに背中を流す親密な行為そのものを指します。 母と娘が定期的にあかすりに行く、友達と食事の後にチムジルバンで朝まで雑談する —— こうした光景が日常です。

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韓国人は Naver / Kakao 地図でお風呂を探します。一方で日本語/英語の旅行サイトは情報が古く、 例えば日本人観光客に有名な龍山の Dragon Hill Spa とソウル駅の Siloam Sauna は どちらも閉店していますが、いまも予約サイトに載っています。

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